春季岐阜県高校野球大会(県高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)の準決勝が27日、岐阜県大野町の大野レインボースタジアムであった。県岐阜商が関商工を4―2で、市岐阜商が岐阜第一を7―1で破り決勝に駒を進めた。両校は5月18日に県内で開幕する春季東海地区大会に出場する。
県岐阜商は同点に追いつかれた八回、安打と送りバントで1死二塁とし、暴投や適時打で2点を奪って勝ち越しに成功。そのまま逃げ切った。
市岐阜商は終盤に打線が爆発。七回に三塁打を含む3安打で3点、八回には2安打と盗塁、敵失を絡めて2点を奪い、突き放した。
決勝進出は県岐阜商が2年連続30度目、市岐阜商は16年ぶり7度目になる。
県岐阜商の鍛治舎巧監督は「勝てば東海大会という試合で、重苦しい雰囲気で始まり先制されたが、逆転できた。(決勝は)簡単にはいかない。接戦をものにしたい」、市岐阜商の北岡剛監督は「秋から一つ一つ階段を踏んでここまで来られた。決勝を経験できるのはありがたい。東海大会につながる試合になると思う」と語った。
決勝と3位決定戦(関商工―岐阜第一)は29日、長良川球場である。午前9時から3位決定戦、午前11時半から決勝が予定されている。(高原敦)